はじめての落語@天満天神繫昌亭

 2017.1.22(日)、サークル話・輪・和の活動で、天満天神繫昌亭に落語を鑑賞してきた。

 

 笑いたくなったら繫昌亭へ、と天満天神繫昌亭のHPでそううたっていた。あまり信用していなかった。それに、外国人の私たちは、日本の落語がわかるのかなと心配していた。

 

 ところで、いざ行ってみると、次から次へとおもしろい話が出てくる。たびたび笑いの渦が巻き起こる。迫真の演技がときに涙も誘う。間にマジックや曲芸も入って、観客をほぐしてくれる。笑いたくなったら繫昌亭へ、というのはほんとだった。さすがプロ!もちろん、話のすべてがわかったわけではないが、充分に楽しめることができた。

 

 日本の落語は中国でいう相声(xiang4sheng1)のようなものか、と今まで思っていた。実際鑑賞してみると、両者はずいぶん違うという印象を受けた。

 

 中国の相声は時とともに変わってきて、今ではストーリー性よりも笑い話のいろが強い。1人でやるよりも、日本のコントのように2人でするほうが一般的。

 

 日本の落語と中国の相声は、起源にさかのぼればかなり近いものであったにしても、落語のほうが今なお古典の色が濃く出ているように思う。落語を中国語でいう場合、「相声」ではなく、「说书的」といったほうが近いかもしれない。

 

 笑った笑った、涙が出るほど笑った。落語って、こんなにもおもしろいものかと思った!さっそくまた行きたい、と虫が騒いでいる(笑)。

 

  (写真は、桂文三師匠と)