「鳳梨酥」で見つけた中国語における変化

 台湾のおみやげといえば、思い浮かぶのはやはり「鳳梨酥」ことパイナップルケーキなのでしょうか?私も大好きです。

 この間おみやげでいただいたのは、「舊振南」の鳳梨酥でした。繊細でお上品な美味しさに、さすが評判の老舗と感動したものです。

 ところで、パッケージをよく見てみると、「舊振南」の英語表示が、「JIU ZHEN NAN」となっているのではないかとびっくりしました。というのは、「JIU ZHEN NAN」は漢字「舊振南」のピンインで、台湾ではピンインを使わないと思っていたのです。

 ピンインは中国漢字の表音符号として、1960年代に大陸でできたもので、まだ新しいです。それまでは、中国漢字の表音符号として、日本語のカタカナに似たものが使われていました。ピンインができてからは、大陸ではピンインを、台湾では昔の表音符号をとそれぞれ使い分けています。

 パソコンの鍵盤入力も、大陸と台湾はそれぞれ違っているはずですし、パイナップルケーキのパッケージにピンインを見つけてしまってはもう...驚いてしまいました。

 台湾でも一部ピンインを使っているのでしょうか?事情が分かる方いらっしゃったら、ぜひ教えてください。