中国では、「緑色の帽子を被る」とは禁句?

 ヤマト運輸、お世話になっております!さわやかな笑顔が、いいですね。そんなヤマト運輸、2010年に上海にもできた。2枚の写真、右のほうの「東方明珠」が写っているのは、上海のもの。2枚の写真、制服の何かが違う。何が違うのでしょう?
 正解は、帽子の色でした。ヤマト運輸の日本国内の制服帽は緑色であるのに対し、中国はベージュ色なのである。なぜでしょう?
 実は、中国では男性に対して、緑色の帽子を被らせられた、といういい方がある。意味は、その男は奥さんに浮気された、という。なぜ緑色なのかについていろいろ説はあるだろうが、昔から「緑色の帽子を被る」というのは、禁句なのである。
 制服なのだから、別に気にする必要はない、と個人的に思うが、運輸業界は、まだまだ男の世界だということもあって、現実そういうわけにもいかなかったのだろう。というわけで、ヤマト運輸の制服は、ほかみんな同じなのだが、帽子の色だけは、中国は緑ではなくベージュなのである。
 ちなみに、ヤマト運輸は中国語で「大和运输,雅玛多,黑猫宅急便」、という。