変わった食べ物?!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 中国人は何でも食べると思われている。アリのふりかけ、さるの脳みそ、クマの足・・・。そのようなものは、聞いたことがあっても、見たことはない。食べるなんて、伝説のようなものさぁ。蛇は、南の限られた地域だけが食べるし、カエルは、レストランで高級料理として出てくる。いずれも、庶民の日々の食生活には、無縁の食べ物ばかり。

 

 それでも、中国人にとって身近だが、外国人にとって「えっ」と思うような食べ物がある。この写真に写っているのは、その1つ。

 

 食生活に取り入れてからは、もうずいぶん歴史が長いと思われる。タンパク質が豊富で、2つ食べたら(1つは、親指の一節くらいの大きさ)、卵1個分のタンパク質にほぼ等しいといわれている。食べ方としては、蒸したり炒めたりといろいろ。ほどよい噛みごたえがあって、噛むほど素朴な香ばしさが口に広がる。


 庶民が口にしてきたこの食べ物は、蚕蛹(蚕のさなぎ)。そういえば、市場で普通に売られているのは、あまり見たことがない。食べてみたければ、レストランに入って聞いてみてくださいね。けっこうおいしいです。