中国に旅行経験のある方なら、たいてい現地で何かしら声掛けられたことがあるのではないでしょうか?中国語がご堪能なら問題ありませんが、そうじゃなければ、ドキドキしてしまいますね。
そういう時は、手を振りながら
「听不懂、听不懂! tingbudong、tingbudong!」
と連発すれば、しつこい相手でもそのうち諦めてどこかへ行ってくれるでしょう。
場合によって、中国語が分からなくても同じ漢字を使う日本人ならと文字を見せられることもあるかもしれません。そういう時は、同じく手を振りながら、今度は
「看不懂、看不懂! kanbudong、kanbudong!」
といってください。
日本語でいう「分かりません」は、中国語でいうと、二通りがあります。聞いて分からないは、「听不懂 tingbudong」で、見て分からないは、「看不懂 kanbudong」です。何か言われて分からない時は、「听不懂 tingbudong」といって、何か見せられて分からない時は、「看不懂 kanbudong」といいます。
「听不懂 tingbudong」「看不懂 kanbudong」は、中国でしか使わないとは限りません。日本に来られる中国人観光客は、本当に増えました。大阪梅田駅や、関西空港に行く電車の中など、必ずといっていいほど、いらっしゃいますね。私もそういう経験がありますが、時には、道や駅について尋ねられます。中国語は私の母語ですし、聞かれたら喜んで教えてあげますが、(実は、全然違うことを教えてしまったことも・・・×◇×;それは、しーっです!)。
相手が中国語をしゃべっていようと、英語をしゃべっていようと、日本語をしゃべっていようと関係なく、聞いて分からない時は、「听不懂 tingbudong」といってください。そして、地図などを見せられて分からない時は、「看不懂 kanbudong」といってあげてください。
実は、この「听不懂 tingbudong 看不懂 kanbudong」は、日本語の「ちんぷんかんぷん」の語源だという説もあります。いわれてみれば、確かに発音がかなり似ています。
中国語で知っておくと便利な言葉は?と聞かれると、「听不懂 tingbudong 看不懂 kanbudong」がとにかく便利ではないかと私は思います。
ちなみに、先日雑誌PLUSLUMINOの取材は、こんな感じになっております^^