四川大地震と「豆腐渣工程」

 今日の朝で、中国四川省で起きた地震は発生から3日になります。生存率がぐんと下がるとされる72時間が迫ります。1人でも多くの人が救出されることを祈ります。

 今回の地震で2万6千棟超の建物が損壊したとされますが、窓ガラス1枚も割れていない建物もあります。手抜き工事が地震被害の拡大につながったと指摘されています。

 手抜き工事は中国語で豆腐渣工程と言います。豆腐渣、おからの意味です。しっかりした鉄筋コンクリートではなく、おからのようなもので建てた建築物は、地震などにどう耐えられるのでしょうか?

 正しい知識から生まれる建築の図面に基いて、その通り施工すれば、ただそうするだけで、どれほど被害を抑えられるかと想像してみると悲しい悔しい思いで胸がいっぱいです。