びっくり?中国式「お持ち帰り」!

 寒い冬の日には中国で食べたワンタンが恋しくなります。

 ここは実家の近くにあるお店で、安くておいしい、毎日たくさんのお客さんで賑わう人気店。プリピリエビ入りのワンタンがお気に入りで、「お持ち帰り」と伝えると、店員が1人前20個のワンタンを手早く茹で始める。その間というと、店員は薄い手提げビニール袋をどんぶりに敷き、袋の上方余っている部分を丁寧に広げどんぶりの縁にかけておき、その中にザーサイや錦糸卵や香菜などを入れ、熱々の鶏がらスープを注ぎ・・・そうです、全部あの薄い手提げビニール袋に入れているのです!茹で上がったワンタンももちろん同じ袋の中です。

 スープごとお持ち帰りの料理は(お粥類も、生ビールまでもそうですが)、どこも同じものを使っていると思われる一種の薄い手提げビニール袋に入れて持ち帰ります。

 この「方式」は昔からあったわけではなく、今から10年ほど前から中国に広がったように思います。タイやマレーシア各地も同じことをしていると聞きます。日本の常識からするといいかどうか別として、これは中国だけではなく、1つの東南アジアスタイルかもしれませんね。