「骨折り損のくたびれ儲け」は中国語で何って言うの?

 「骨折り損のくたびれ儲け」は中国語で何って言うの?

 はい、答えは:「竹篮打水一场空」。

 

 日本語の「骨折り損のくたびれ儲け」は努力したけれど、苦労したかいもなく、ただくたびれただけで徒労に終わるという意味で、中国語の「竹篮打水一场空」(意:竹の籠を使っての水汲み、努力したけれど結果はゼロ)と意味が近いです。

 

 文字だけ見ると、「糠に釘」や「暖簾に腕押し」のほうが、「竹篮打水一场空」と意味が近いと思うかもしれませんが、よく調べてみると、日本語の「骨折り損のくたびれ儲け」も、中国語の「竹篮打水一场空」も、苦労をしたという意味が含まれています。

 
 日本語の「糠に釘」や「暖簾に腕押し」に対して、中国語には、「搬块儿豆腐垫脚」(意:豆腐で踏み台)、「担雪填井」(雪で井戸を埋める)、「对牛弹琴」(牛に琴を弾いて聴かせる・馬の耳に念仏)というのがあります。どれも何の手応えも効き目もないという意味ですね。

 

 中国語は日本語と共通している所が多いから簡単な面もあれば、反対に、ややこしい面も少なくありません。そこが面白い所でもあるのですが。