ことわざって面白い

 ことわざって、覚えるのは大変ですが、意味を考えてみるとなかなか面白いものです。どの国のことわざにも先人たちの知恵がよく現れています。下にある日本と中国のことわざを見てみましょう。

 

 日本語の「骨折り損のくたびれ儲け」は努力したけれど、苦労したかいもなく、ただくたびれただけで徒労に終わるという意味で、中国語の「竹篮打水一场空」(意:穴だらけの竹籠を使っての水汲み、努力したけれど結果はゼロ)の意味と近い。
 日本語の「糠に釘」や「暖簾に腕押し」は何の手応えも効き目もないという意味で、中国語の「搬块儿豆腐垫脚」(意:豆腐で踏み台)、「担雪填井」(雪を担いで井戸を埋める)、「对牛弹琴」(牛に琴を弾いて聴かせる・馬の耳に念仏)の意味と近い。

 

 辞書を調べてもすっと意味が出て来ないものもあって、もしどこか間違っていれば、どうぞご指摘くださいね。共にことばの勉強=文化の勉強です!